サマースクール講師陣


中島 靖子【箏】
     中島雅楽之都の長女。幼少より父と宮城道雄師、宮城喜代子師に箏を習いました。1979年に父の後を継ぎ、現在正派邦楽会の二代目家元、及び名誉会長です。十三弦箏と十七弦箏の両方を弾きこなし、多くの楽曲を作曲。70年以上の間、広範囲にわたって活動を続けてきました。      1946年東京音楽学校(現在の東京藝術大学)を卒業。在学中宮城道雄師、宮城喜代子師、平井康三郎師に師事。1952年アメリカ合衆国カリフォルニア州パサディナで行なわれた国際音楽協議会に日本代表として出席し、その後同州モントレイ・ペニンシュラ・カレッジに留学し卒業。1957年唯是震一と結婚。以後十数回唯是とのジョイントコンサートを開催。唯是震一作品演奏会、ファミリーコンサートほか音楽活動を共に行ってきました。中島靖子は内外での演奏指導、演奏活動、録音などによって、日本伝統音楽教育の振興、推進に大きな役割を果たし、多方面より栄誉を受けています。作曲家としての活動も充実し、その作品はいくつかのレーベルで録音されています。正派音楽院と正派合奏団をはじめ大勢の演奏家、音楽家を育てました。現在も演奏家、作曲家、指導者として活躍しています。

中島 一子【地歌三弦・唄】
     唯是震一と中島靖子の長女。正派邦楽会副家元、理事長。中島一子の音楽性はその祖父にまでさかのぼります。作曲家の平井康三郎師から音楽の手ほどきを受け、同師と平井丈二郎師にピアノを師事。幼少期、父に箏の手ほどき、後に父と矢﨑明子師に地歌三弦を習いました。1987年より正派道場で、2004年より正派音楽院で地歌三弦を教えています。国内外で演奏し、伝統音楽の素晴らしさを多くの方々に伝えています。中島一子の美声と三弦の技は多くの録音でも聴くことができます。

奥田 雅楽之一【箏】
     初代家元中島雅楽之都の曾孫であり、中島一子の長男。1979年東京生まれ。幼少期から中学まで祖母中島靖子に箏を習いました。西洋音楽の作曲を学ぶために一時邦楽界を離れましたが、1985年より再び祖母に師事。2000年准師範試験に主席で合格し総裁賞を受賞。雅号を尊敬する曽祖父中島雅楽之都の名前にあやかり雅楽之一(うたのいち)としました。 後に作曲家、演奏家の祖父唯是震一に地歌三弦および唯是震一作品、宮城道雄作品を中心に箏と三弦を師事。2011年大師範となり、自らの稽古場を開設し、後進の育成をする傍ら、自作曲の発表も行い、多方面での活躍をしています。

クリストファー遙盟・ブレイズデル【尺八】
     1972年から、琴古流尺八奏者人間国宝の山口五郎師のもとで尺八と日本音楽の研究を始め、1999年に師が亡くなるまで師事。1982年、東京藝術大学で民族音楽学の修士号を取得。1984年に山口師より「遙盟」の雅号を授けられました。師が日本人以外に雅号を与えた例は二人しかおらず、遙盟はその第一号です。遙盟のレパートリーは古典的な様式の三曲合奏と、高尚な本曲独奏に深く根差しています。一方、現代曲の正確な演奏と即興能力でも知られています。現在は世界各地で演奏活動を行い、またハワイ大学マノア校、国際基督教大学(東京)、テンプル大学(日本校)、アールハム・カレッジ(インディアナ州)、チュラロンコン大学(タイ、バンコク)、テキサス A&M 大学(テキサス州、カレッジ・ステーション)、ワシントン大学(シアトル)、カレル大学(プラハ)など、多くの名だたる大学で指導、及び講義を行ってきました。